広中和歌子Fax通信 第87号 ( 2007年11月20日


衆参ねじれの解消には一日も早い解散総選挙あるのみ!

   

 

《ねじれ国会》

自民・民主、連立をめぐる11月初旬の騒動で、国会の審議が更に遅れたことを、国民の皆様に心からおわびいたします。マスコミを通じて流される情報に困惑され、民主党はどうなっているのか、支持者のお怒りを深く受け止めております。しかし、かく申し上げる私も、折から週末をはさんで事情が分からず、ようやく6日火曜日の民主党常任幹事会で、鳩山幹事長の口から直接事情を伺ったという次第です。

そもそもことの発端は、参議院選挙で野党が過半数を占めたという歴史的事実。この衆参のねじれは憲法が制定された時点では想定外のこと。その事実の重みを充分理解しないまま続投された安倍総理は程なく辞任され、1年前、“自分はもう年だから”と言われていた福田氏が自民党の危機に押されるように、総裁、そして総理になられた。しかし、政治の先行きが不透明なことには変わりない。テロ特措法をはじめとする重要法案審議は足止め、野党民主党の議員立法とのもみ合いの中で、自民党としても打つ手がなかったといっても言い過ぎではない状態が続いていた。

そんな中での自民福田氏と民主小沢氏との党首会談。そこで何がどこまで話し合われたかは11月8日小沢氏の民主党両院議員懇談会での率直な説明だけでは不充分であり、福田総理からの発言がなければ有権者は公正な判断ができないだろう。 

ともあれ、福田総理の“政策協議・連立への提案”に対して、それを持ち帰った小沢氏は、役員会の反対で断ったということ。責任を感じて代表を辞任するという小沢氏に対し、民主党としては小沢氏の留任をほとんど満場一致で認めた。そして小沢氏は再度党首として次の選挙の陣頭指揮をとる。これが現在の状況である。民主党は、次の解散総選挙で過半数、少なくとも野党で過半数を獲得するという、絶体絶命、背水の陣を敷いたことになる。ねじれを解消し、政治を軌道にのせるにはこれしかない・・・。

小沢代表の真意は、国民の生活を守るため、少子化対策、年金改革など先の参議院選挙でお約束した政策を一刻も早く実現したいということだったのではないか。しかし、我々は、同時に政権交代でこれ

らの政策の実現を訴えてきた。現時点で大連立を行えば国民を裏切ることになる。先の参議院選挙で民主党に政権交代を期待して投票頂いた有権者の意思を大切に、というのが民主党の多くの議員の意見だったということだ。総選挙までの間、法案がすべて通らないわけではない。必要な政策は個別に与野党で協議し、法案として成立させればよい。

 いずれにしても小沢代表の下、来るべき総選挙に勝つしかない!

《国際・地球温暖化問題に関する調査会》

法案審議をめぐってとかく与野党の駆け引きが盛んな常任委員会と違って、参議院にだけ設置される調査会は今回もスムーズにスタート。今国会以降私の所属は国際・地球温暖化問題に関する調査会。石井一会長の下、私は理事の一人として地球温暖化問題を担当。日程、参考人の人選、議論の中味などの決定にかかわる。片や国際問題については、元外務大臣を務められた自民党理事の川口順子議員が担当。

まず地球温暖化問題から始めるということで、気候変動の現状と課題について2回、各省庁、更に民間の専門家を招いて意見を聴き、その後調査会のメンバーから質疑を行うということになった。地球環境のように広く各省庁・各分野にまたがるテーマには調査会方式が最適である。委員会審議と異なり、大臣の出席こそないが、環境・外務・経済産業・農林水産、国土交通省など局長クラスが委員からの活発な質問に対して答弁に立ち、かつ、省庁の若手もオブザーバーとして大勢参加した。とかくタテ割りといわれる省庁が地球環境という共通のテーマで意見を言い合う意義は大きいと思う。