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《政権交代への第一歩》 参議院選挙が終わった。わが民主党は選挙区で40議席、比例区で20議席、あわせて60議席を獲得。非改選議席等と合せ、民主党・新緑風会が113議席で第一会派に躍進。自民党85議席、公明党20議席となり、与党は105議席で過半数(121)を大きく割り込んだ。まさに逆転の夏が実現したのだ。 29ある1人区は、与党6対野党23。「美しい国」というばかりで地方切捨ての安倍総理に対し、地方の声に耳を傾けようと行脚を続けた小沢代表を有権者が評価した結果といえる。 3人以上の複数区では大阪を除く5つの区で民主党が2議席を獲得した。今回から3人区となったわが千葉県でも、長浜博行候補と加賀谷健候補の2名がそれぞれ1位と3位で当選。私は民主党千葉県の総合選挙対策委員長として2名当選に向け頑張ったのだが、長浜候補は主として民主党議員団が支え、加賀屋候補は連合が支える仕組みがうまく働き、それぞれが競いあって民主党票が伸び、2名当選につながった。さらに比例区では前衆議院議員(千葉12区)の青木愛候補が、県内で13万票余りを獲得して当選を果たした。 しかし、勝って兜の尾を締めよ!浮かれてばかりいられない。今回の勝利は、あくまで安倍政権の敵失によるもの。これからの参議院の運営により、民主党に政権を任せられるか否か国民から真価が問われるのである。千葉県の皆様には本当にお世話になった。その期待に応えるようがんばって参りたい。熱い戦いは次の衆議院の解散、総選挙へと続く。 《UNEP−Sasakawa 環境賞》 選挙戦を終え、ケニアの首都ナイロビに向かう。UNEP−Sasakawa 環境賞の審査のためである。この賞は20年前、日本財団の国連環境計画(UNEP)への寄附で始められ、毎年、環境に貢献した個人又は団体に与えられる。賞金は20万ドル。今年のテーマは気候変動。審査員は一昨年ノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイ女史。リオ/サミット で生物多様性条約の作成にかかわったアンジェラ・クロフォード女史、そして私。それにUNEP代表シュタイナー氏。今回3人に絞り込まれた受賞者はいずれも独自にNPOを立ち上げ、それぞれの地域、南インド、バングラデシュの洪水地帯、南アの都市部のいずれも貧困層を対象に活動してきたリーダー達だ。 授賞式は毎年10月国連本部のあるニューヨークで行われる。 今回、私のアフリカ訪問は3度目だがケニアは初めて。日本政府はTICAD(アフリカ開発会議)プログラムでアフリカの開発に力を入れているが、かつて暗黒大陸と言われたアフリカで、植民地時代の分割を経て50近くも存在する国々の実体、政治経済、人々の暮らしや考え方をもっと知りたいという思いが強かった。従って今回審査員としてケニアに招かれたのは私にとって渡りに船。国連の活動や日本の経済協力の実体を少しでも知れたらと思った。 ピンク色のフラミンゴで有名なナクル湖は周辺の開発で水質汚染がひどい。その改良事業として日本の支援で作られた下水処理場を見た。草原に穴を掘っただけの簡素なものだが、処理された水が貯まって水場となりサイやシマウマが水浴びにきてはまわりの畦道に巨大なふんを落とす。富栄養化によるプランクトンの繁殖が懸念されるが、過度にならない限りフラミンゴの餌としてプラスという話など自然連鎖がおもしろかった。モッタイない運動で日本にも大きなインパクトを与えたマータイ女史の行っているNO-プラスティック運動にも参加した。ナイロビ郊外のごみ捨て場では土に戻らないプラスティックが風に舞っている。マータイ女史は現在議員としてプラスティック使用禁止法案を議会に提出し、捨てるゴミはすべて土に戻るものに限るという運動をしている。大勢の市民とマスコミが集まる中、日本からの元環境大臣として私も紹介され、マータイさんが日本の古くからの伝統“モッタイない”精神を日本人に思いださせてくれたこと、日本でもショッピングの際は自分の買い物袋を持参する運動があることをお話ししたが、ケニア人の暮らしに比べ日本人の日常生活の贅沢さが恥ずかしい思いであった。 |