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《 前原代表の米国訪問団に参加 》 ヨーロッパでの視察の最中、東京からのファックスで前原米国訪問団の参加を要請された。 党首の外国訪問に同行するのは初めてなので、喜んでお受けすることにした。ワシントンに3日、ニューヨークに1日の日程だったが、朝は8時から夜遅くまで、びっしり詰まったスケジュールをこなし、陪席した私も大きな刺激を受けた。 折から、アメリカではイラク戦争をめぐってブッシュ大統領の支持率が下降中であった。あるとされた大量破壊兵器はイラクに存在せず、戦争とその後の混乱の中、2100名を越えるアメリカ兵が死亡している。治安の回復の見通しが立たない中、ベトナム戦争の二の舞になるのではという恐れもある。そんな中での米国訪問である。 前原代表はどの訪問先でも9月11日の総選挙の敗北を素直に認めながらも、日本には二大政党制が根付いていること、政権交代を実現させる、民主党政権になっても、日米関係の大切さには変わりは無いことを述べ、しかし、イラクへの自衛隊派遣にも、その延長にも反対の立場であることを率直に語った。 アメリカのイラクからの撤兵のスケジュールについても相手の意見を求めた。イラク戦争に反対した人、疑問に思っている人でも、いざ撤兵となると イラクでの総選挙後の治安の回復、その為のイラク国防軍の整備充実などの必要性を理由に状況を見きわめてからという答えがほとんど。戦争を始めるより、終わらせる事の難しさを改めて痛感した。 今回の滞在で前原代表はシンクタンクなど4箇所で講演を行った。聴衆からの質問には率直に答え、身びいきなしに評判はすこぶる良かった。 質問の中には靖国問題、日中関係についての懸念を表すものも少なくなかったが、問題の所在を明らかにし、丁寧に説明していた。中国とは環境、エネルギーの確保と有効利用、感染症対策など共通の利益になるテーマ設定をし、共に議論をする場を増やしていくことによって、両国の間にわだかまる領土やエネルギー問題への焦点を減らしていくと述べ、日米安保については成立時と時代、国際状勢が大きく変化しているのであるから、当然再検討が必要であるという持論を展開した。 《国連にて》 3日間のワシントン滞在を終え、雪のニューヨークへ。国連では、アナン事務総長から国連改革、日本の安保理常任理事国入り、そして国連予算について話を聞いた。国連分担金はアメリカ22%日本19%、それに比べ経済的に躍進いちじるしい中国が2%、石油、天然ガスで大いに潤っているロシアが1%というのはどうしてもおかしい。しかも両国とも安保理常任理事国である。アメリカは国連予算を人質に国連の改革を迫っている。
《 耐震強度偽装事件 》 姉歯建築士が耐震強度を偽装し、それがノーチェックで完成、マンションとして販売されたりホテルとして利用されていたという事件が世間を騒がせている。震度5程度の地震で倒壊の恐れがある建築物もあるという。偽装は、国土交通省によれば、現在(12月19日)確認されているだけで17都道府県77件に上るという。果たしてそれだけなのか? これまで日本は「安全」な国と思い、また海外からもそう思われてきた。先日もパキスタンの大地震の際、私の事務所へ、日本の建築基準令をパキスタンに紹介したいという申し入れがあったほどだ。 何が何でも儲けるという利益至上主義が、一部の建設会社、設計事務所のモラルを狂わせた結果である。そして偽装を見抜けなかった政府の失敗でもある。今、日本社会の信頼性そのものが問われている。
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