広中和歌子Fax通信 第66号 ( 2005年10月28日 )


戦争より祭りを!喜納昌吉氏のライブコンサートに参加

終戦被爆60年、すべての武器を楽器に!

   

《特別国会》

 総選挙が終わっての特別国会では、早速郵政民営化法案が政府により再提出された。民主党も遅まきながら対案を提出したが、衆参それぞれ3日間の審議で政府案が賛成多数で成立。前回反対した自民党議員のほとんども賛成にまわり、何のための反対だったのか、虚しさのみがつのる結末であった。

 これまで改革を怠ってきたくせに郵政民営化こそが改革の本丸と言う小泉さん、これからは本気で改革をやってみせて下さい。774兆円にのぼる国と地方の財政赤字、年金、医療改革、三位一体改革、国民も私共民主党も総理の改革への決意が今度こそ実行されるのをしっかり見守っていますよ。

 

《ワイゼッカー元大統領に会う》

小泉氏の5度目の靖国訪問、これに不快感を示し、抗議をしているのは中国や韓国だけではない。これまであまり取り上げてこなかった欧米のマスコミも今回は批判の記事を載せている。極東裁判を受け入れた日本の総理が、A級戦犯合祀の靖国神社に参拝することは、欧米人から見たらドイツの首相がヒットラーの墓に参拝するのとそれ程変わりがないと
受け止められても仕方が無い、と私は思う。

そんな中、数日前ドイツのワイゼッカー元大統領にお目にかかった。かつて終戦50周年の頃、ドイツ大使館を通じてドイツ政府が戦後周辺諸国に対して一貫して行ってきた謝罪と償いについての話を聞き、特にワイゼッカー大統領の行った演説の原稿を読んで深い感銘を受けたことがある。

今は政界を引退され、温厚な人柄がにじみ出ている元大統領に、私はその時の思いを申し上げたが、
ヨーロッパ連合の成立、拡大、堅い結束が平和と安全に繋がっていることと比べ、アジアの中での日本の立場を憂わざるを得ない。確かに日本は歴代総理が折にふれ何回も謝罪を表明してきたが、謝罪する先からその誠意が疑われるような発言や行為をする

政治家が現れ、アジアにおける友好関係をぶち壊してきたのも事実である。特に過去四年間5回にわたる小泉総理の靖国参拝でどれだけアジア外交が損なわれてきたか、国益を考えて欲しい。これまで日本は戦後一貫して平和主義を貫き、ODAで途上国を支援し、経済交流でアジアの経済発展に貢献してきた国と民間の努力を考えてみてほしい。そうした積み重ねが今度も小泉総理の一人よがりの行為でぶちこわされているのだ。

 

《ハローワークを訪れる》

経済低迷の中で職を失った人達はどうやって次のステップを踏み出すのか、その実態を知るべく私達「経済・産業・雇用に関する調査会」は新宿区のハローワークを訪れた。正直いって職業安定所、いわゆる職安がハローワークに変わっても、私の中には昔の暗いイメージがあったことは否めない。しかし結果は嬉しい驚きであった。西新宿の高層ビルの広いワンフロアには所狭しとコンピューターが配置され、大勢の人達が画面を見ながら希望する職種、給料、働く場所、パートかフルタイムか等々情報を入力し、気に入った職種に出会うと、すぐそれがプリントアウトされる。

一日平均2000人が訪れ、4人に一人が職を得ている。ほとんどが中途採用。即戦力が求められている。今の仕事に不満で転職を考える人も立ち寄って情報収集している。他の地域へのアクセスもできる。男女比は約半々、特に若い人と停年間近の人、あるいは、退職した人が多いという。求人のほうが求職を上回り、今年の有効求人倍率は1.62倍、求人3万5千人うち2万8千人がフルタイム、パートは7千7百人。少なくとも東京では就職状況は改善しつつあるようだ。1人の求職コストは平均8万円。厚生労働省も地方自治体も頑張っている。