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待たれての開花、春は景気回復と共に緩やかにやってきたのでしょうか。
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《地方税等三法案》
三月になると、衆議院で審議を終えた本予算を始め、多くの予算関連の法案が参議院に送付される。私も本会議での代表質問を含み、総務委員会所管の三本の法案の質問に立った。地方税法等三法は、衆参両院において可決した地方分権の推進に関する決議に基づき、過去十年間に亘って論議されてきたもの。地方分権の推進、国と地方の役割の見直し、国から地方への権限移譲、地方税財源の充実等を通して地方公共団体の自主性、自立性を計り、地方自治を確立するための具体的方途に関わるものである。小泉総理の時代に入ってこれを三位一体改革として大いに注目されたものだが、いざそれが具体的に法案となって示されたものは、主として地方財源のカットであり、地方の自由度が増す改革とはなっていない。
実際、地方交付税が実質1,2兆円削減、国庫補助金が1兆円削減されたのに対し、地方に振り替えられた税源はゼロ。所得税の一部を地方に渡す所得譲与税の創設や特例交付金の交付が行われたが、それとて6600億円に過ぎない。
それに対し、民主党の提案は昨年秋の衆院選のマニフェストに示されているように、20.4兆円のひもつき補助金を抜本的に見直し、5.5兆円の自主財源、3.2兆円の一括交付金 計19兆円が地方の裁量で自由に使えるようになる。
それぞれの自治体がそれぞれの地域のニーズに合った形で使うことのできるというもの。いつものことながら、小泉さんの改革には、掲げた理念と現実のギャップがあまりにも大き過ぎる。
《成田財特法》
「新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案」という長い名前のこの法律は成田空港によって迷惑をこうむっている成田市や周辺自治体に対して過去20年間にわたって行われてきた整備事業が終らず、これを更に5年間延長しようとするもの。これまでの整備事業の結果、事業所が増え、雇用が増え、人口も増加したということなので、全会一致で賛成となった。
私は千葉県選出の議員として、関心はむしろ、成田と羽田の今後のあり方にあった。
これまで、羽田空港(東京国際空港)は主として国内便として使われてきたが、羽田空港の拡張で離発着が28万回から40%増の41万回に増える。
その増便分の使われ方によっては、成田空港(新東京国際空港が空港民営化と共に成田国際空港となる)の国際
空港としての存在意義が揺らいでくる。
質疑の結果、羽田では発着枠の一部(約10%)は近距離国際便、釜山、ソウル、上海、青島、瀋陽などに使われるが、遠距離便には使われないとのこと。
その分、成田の国内便を増やし、地方からの利用者の利便を計ったらという指摘を行ったり、成田へのアクセスを向上さす必要性を強調した。
更に、羽田の4本目の滑走路の建設で千葉に騒音を始めとする環境被害が生じる事実も指摘。4本目の滑走路を8度から10度右に振ることによって浦安、木更津、君津など内房への騒音の影響は緩和されることを指摘した。
更に、生物多様性、海水への影響については埋め立て工法(マリーン土木)と造船技術を使った浮体工法の違いなどについて質問したが、環境アセス、コストの面で検討中という答え。いずれにせよ、千葉県民にとって羽田の再拡張への注視は欠かせない。
《NHK予算審議》
NHK予算の審議も総務委員会の役割である。予算総額6785億円(その内受信料6550億円)で運営されるだけに、国会の同意が必要となる。委員一人15分ずつテレビ入りの審議である。
私は政治の現場、審議の模様をありのままの形で家庭に届ける専用チャンネルの必要性を指摘。NHKの国会中継の時間はあまりにも少なく、限定的だし、民放は一部政治ショーと化している。
総務大臣は「そんなことしたって誰も見ませんよ」とにべもないお答えだったが、私は視聴率の問題よりも、国民が見ようと思うときにいつでも見られる状況を作っておくことが民主主義国家にとって、国民が政治に関心を持ち、国政を理解し、選挙で自分達の意見を代弁する議員を選ぶ上で実に大切なことだと指摘。
アメリカで議会中継C-SPANが始まってから(1970年代)審議の質、政治家の態度、有権者の政治への関心度が高まったこと、審議のビデオは保存され、国民の求めで安いコストで提供されていることも付け加えた。