広中和歌子FaxNews第34号(2002年12月19日)
《多事多難》
国内においては倒産、失業、ホームレス、自殺、 そして増え続ける銀行の不良債権問題と迫りくる金融危機・・・。うち続くデフレ不況は今年も改善がみられなかった。
国際環境はといえば、昨年の9.11のテロ以降、イラクの核、生物・化学兵器疑惑は一層高まり、アメリカは兵力をイラク周辺に集結。国連の安保理決議1441を受けてイラクは目下査察に応じているものの、一触即発の状況である。
9月末の小泉総理の日朝国交回復へ向けての北朝鮮訪問は、少なくともアジア太平洋に安定をもたらすと歓迎されたものの、5人の拉致被害者の帰国後、交渉は滞ったまま。被害者の家族や5人を除く多くの行方不明者の問題が残され、また北朝鮮における核、生物・化学兵器の問題もある。
こうした政治状況の中、小泉内閣の支持はもっと下ってもよさそうなのに、さほどそうなってはいないのは、マスコミのコメントにもあるように、小泉さんが自民党守旧派を敵役に孤軍奮闘している姿を見せているからなのかもしれない。
さらに、本来政府与党を批判攻撃しなければならない民主党を中心とする野党がだらしないからだと言われている。確かに去る9月の民主党代表選とそれに続く人事のゴタゴタは民主党として実に恥ずかしいことだった。それはついに鳩山代表の辞任という形で決着、再び今度は衆参の国会議員のみの投票で菅直人氏が代表に選出された。菅氏の強い要請を受け、岡田克也氏が幹事長職を引き受け、菅―岡田体制での再出発となった。現在、民主党の支持率はどん底まで落ち、まさにがけっぷちからの再出発である。
あとは団結あるのみ。落ちるところまで落ちた後、民主党国会議員183人が心を一つにしないとどんなことになるか、それぞれ充分に学習したことと信じたい。
《道路公団をめぐって》
道路公団民営化の議論が世論の注目を浴びる中、道路関係四公団民営化推進委員会の答申が出た。その中身についてはマスコミでも充分報道されているので、ここでは触れないが、千葉という首都圏に位置する県から議席を預かる者としては、建設主体は誰であれ、必要な道路は作って欲しいと主張したい。600万人の県民の多くがいわゆる首都圏に住み、働き手として都心に通勤しやすいように、これまで東京に至る道路や鉄道は放射線状に整備されてきた。しかし、千葉県内の市町村を結ぶ道路はまさにカオス状況である。千葉県と茨城県、埼玉県、神奈川県を結ぶ圏央道や16号線の完成への道のりは遠く、せっかく作ったアクアラインも連絡道が不備のため、充分に利用されていない。
これまで総合計画不在のまま一極集中を行い、
乱開発を許した結果が現在の首都圏の惨たんたる道路事情なのだ。
こうした中、最近の地価の下落で東京の都市部での再開発が盛んであり、ビジネスも住民も都心回帰を始めているという。そのあおりで首都圏周辺部が空洞化し、不便なまま虫食い状態で放置されてはたまらない。
《成熟社会の余暇》
成熟社会を迎えた日本、今後人々が益々元気に、 個人として、あるいはグループで楽しんで参加する もの4つ:ゲーム、アート、スポーツ、ツーリズム。
その頭文字をとって G.A.S.T.
Gはゲーム。囲碁、将棋、マージャン、ブリッジ、コンピューターゲーム、テレビゲーム、パチンコ、
競馬、カジノ etc。
Aはアート。絵画、映画、演劇、写真、音楽、書道、陶芸、俳句、短歌、舞踊、社交ダンス 等々。
Sはスポーツ。自ら参加するスポーツと、観客と
して楽しむスポーツ。国体、オリンピック、ワールドカップ、運動会、各種コンペ。
Tはツーリズム。国内観光、海外旅行、登山、温泉、
テーマパーク、各地の祭り。阿波踊り、ねぶた祭、
祇園祭など日本各地の伝統、文化は実に豊かである。